今回は、鍼灸治療で使われる鍼と、医療現場で使用される注射針の違いについてご紹介します。
「どちらも針だから痛そう…」
と不安に思われる方も多いですが、実は形状や目的に大きな違いがあります。
この記事を読めば、鍼灸の鍼がどのように身体にやさしいものなのかが分かるはずです!
1. 形状の違い
◎ 鍼灸の鍼
鍼灸の鍼は非常に細く、先端が丸みを帯びた形状をしています。
この構造により、皮膚や筋肉の組織をできるだけ傷つけず、痛みを最小限に抑えることができます。
一般的な太さは0.12mm〜0.30mm程度で、髪の毛ほどの細さです。
◎ 注射針
一方、注射針は薬剤やワクチンを体内に注入したり、採血するために作られており、先端が鋭利にカットされた形状になっています。
このため、皮膚や血管を貫通しやすくなっています。
太さは用途によりますが、18G(約1.2mm)〜30G(約0.3mm)と幅広い種類があります。
2. 使用目的の違い
◎ 鍼灸の鍼
鍼灸の鍼は、経絡やツボを刺激し、血流や気の巡りを整えることを目的としています。
鍼を刺しても出血はほとんどなく、心地よい刺激でリラックス効果をもたらします。
◎ 注射針
注射針は、薬剤の投与や採血など、直接的に体内へ影響を与える医療行為に使用されます。
痛みを伴うことが多く、使用後は廃棄処理が厳格に管理されています。
3. 痛みの感じ方の違い
鍼灸の鍼は先端が丸いため、皮膚を「押し分ける」ように刺さるため、痛みが少なく感じます。一方、注射針は皮膚を「切り裂く」ように刺さるため、どうしても痛みを伴います。
まとめ
このように、鍼灸治療で使う鍼と注射針は、形状や用途が大きく異なります。
鍼灸の鍼は痛みが少なく、リラックスしながら健康を整える手段として利用できますので、「鍼が怖い…」と思っている方も安心して施術を受けてみてくださいね!
当院では、丁寧なカウンセリングと安心できる施術を心がけています。鍼灸に興味がある方は、ぜひ一度お試しください!